オンライン診療(初診容認)の恒久化 薄毛治療に朗報! 

オンライン診療の未来 リモート診療 遠隔治療 医療系コラム
医療系コラム
新型コロナウイルスの関係で時限的措置とスタートした「オンライン診療」について、今後は「初診も容認しつつ恒久化していくこと」で政府が動き出した模様です(2021年6月8日報道)。非常に注目すべきテーマなので、当サイトのテーマ「薄毛治療」に絡めて周辺情報をまとめさせていただきます。

オンライン診療とは?
予約・診察・決済を自宅などで実現するシステム

オンライン診療 実施場面

オンライン診療とは、新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、2020年4月から時限的に解禁された「スマホやパソコンを使ったインターネット経由での診療スタイル」です。「予約」「診察」「決済」を患者側が居場所を問わずに実現できるもので、特に来院することで懸念されている「感染リスク」を払拭できる点で大きな注目を集めています。

また、お薬の処方があるときは指定の薬局に取りに行く形か、自宅への郵送も可能なものとなっているため利用者側の利便性を大きく向上させています。

初診からのオンライン診療は時限的措置だった

オンライン診療を「既存のもの」と認知されている方もおられると思いますが、実は「オンライン診療」とはまだガチっと確立されたものではなく、あくまでも新型コロナウィルス感染症対策に伴う時限的な措置になっています。特に「初めての診察は対面が原則」だったものを政府判断で厚生労働省が一時的に解禁しているものとなっており、今後どのような形で着地することになるのかは未定です。

2021年6月8日追記 オンライン診療恒久化へ

上記のように、まだどうなるのか不明瞭だった「オンライン診療の行方」ですが、今後は「オンライン診療(初診も容認)」を恒久化していくことになりそうです。

河野太郎規制改革相は8日の閣議後の記者会見で、初診からのオンライン診療の恒久化を規制改革の実施計画に盛り込む方針を表明した。18日にも閣議決定する。新型コロナウイルス対応の特例として認めたが、収束後も続ける。患者の利便性向上につなげる。

日本経済新聞 2021年6月8日 「オンライン診療、初診容認の恒久化を表明 河野氏

2021年6月8日に伝えられたところによると、政府は今後「恒久的に初診であってもオンライン診療可能」とする規制改革に舵を切るようです。原則はその医療機関での受信歴のある「かかりつけの医師」によるオンライン診療を認めるものですが、「事前対話」や「健康診断の結果を把握すること」などを条件に、初診であってもオンライン診療を容認する方向で検討しているとのことです。

オンライン診療のメリットと今後の課題

オンライン診療を既に利用されたことのある方は少ないと思います。それでも想像すると大部分がメリットしかないように感じられるのではないでしょうか。ところが、見えにくいところでいくつか解決していくべき課題も捉えられています。

まずは、メリットや用途などを整理してみましょう。

オンライン診療のメリットや用途
  • 来院をきっかけとした「感染リスク」の払拭
  • 初めての症状に対するスピーディーな見極め
  • 「診察済み」や「再発症状」へのスマートな対応(いつものお薬のオンライン提供)
  • 都度の診察料や交通費のカットによる支出の抑制
  • 隙間時間など、限られた時間の有効活用
  • 「治療を受けるべきかどうか?」の気軽な事前相談の実現

治療を受ける側(患者側)のメリットが大きいのは言うまでもありませんが、例えば「気軽な相談」が実現しやすくなれば、これまで病院を遠ざけていた治療嫌いの患者側が「じゃあ治療を受けてみようかな…」となっていく可能性も考えられます。食わず嫌いのように知識のないまま治療を避けているケースは少なくないため、より多くの国民が医療の利用機会を増やしていくのではないでしょうか。

どのような症状でも「早期発見・早期治療」は行なうに越したことはありませんので、日本国民全体の健康を向上させることにも貢献してくれることでしょう。一方で、これから取り組むべき課題も一部指摘されています。

オンライン診療の課題
  • 対面診療よりも診療報酬が安い現状があり、医療の提供側が不利な側面がある
  • 利用システムやルールなどがやや未整備である
  • オンライン診療による重大事故の有無・確認がまだ不明瞭である

オンライン診療は、病院側にとっては「経営の効率化」、患者側にとっては「通院の手間やコストメリット」などがありますが、やはり上記のように放置していては前に進めない課題がいくつかあります。

特に「診療報酬が低くなってしまっている点」は、医療の提供者側と利用者側との利害が相反するものではありますが、長い目で見ると「対面診療と同程度の水準」へと調整していかないことには安定的な広がりには繋がらないはずです。

また、現在利用されているシステムやアプリはいくつかの種類があり、これからますます参入業者が増え、その後徐々に淘汰されていくこともある程度予想されます。規模は幾分小さいながらも、ちょうど「スマホ決済アプリ」が辿ってきたような流れになるのではないでしょうか。

ここでまた「サービス利用料」としてシステム提供側が「中抜き(利潤追求)」を強めてしまうと、せっかくの「オンライン診療(遠隔治療サービス)」のメリットが目減りしてしまいます。ちょうど良い塩梅を見極めながらうまく調整してもらいたいもので、これも含めて今後の課題と言えるでしょう。

オンライン診療のシステムの整理
~携帯電話事業者の参入開始!~

オンライン診療 スマホ リモート診療 遠隔治療 スマートフォン 携帯 アプリ

現在「オンライン診療」に活用されているシステムは、①既存の通話アプリ(ビデオ通話など)を使う場合と、②「オンライン診療」に特化した専門アプリを活用するケースに分かれます。

「オンライン通話アプリ」の活用
Face Time(iPhone)
└iPhoneに組み込まれている通話アプリ
Google Duo
└Androidスマホに組み込まれている通話アプリ
LINE
└言わずと知れた無料通話アプリ
Skype
└古くからPCユーザーに愛されてきた通話アプリ
FACEHUB
└FacePeer株式会社通話が手掛ける通話アプリ

上記のようなシステムで「ビデオ通話」さえ実現してしまえば、物理的な意味でのオンライン診療は可能であり、実際にこの形を取っているクリニックも存在します。とは言え、「診察」だけでなく「予約」や「決済」、「お薬の郵送」などのフロー全体を捉えると、やはり「専用アプリ」があった方が利便性が高くなります。でないと、全て案内することになる医療機関側の負担が増し、それを理解して都度個別の方法に対応していく利用者側にも面倒さを想起させてしまいます。

このようなことから、2020年4月以降、次のような「オンライン診療の専用アプリ」がひっそりと普及してきました。そして2021年4月以降で主要な「携帯電話各事業者」がこれらのシステム開発事業者と業務提携する形が目立ち始めています(既にアナウンスされている事実ですので、今後は認知度も広がりを見せ、登録医療機関や利用者も増えていくはずです)。

「オンライン診療」専用アプリ
curon(クロン)
└医療ベンチャー「MICIN(マイシン)」が開発したアプリサービス
└全国でおよそ5,000の医療機関が導入済みのもの
└KDDI(AU)と業務提携(2021年4月27日)
…今後5月以降に「curon for KDDI」の提供をスタート
CLINICS(クリニクス)
└医療ヘルスケア関連の企業「MEDLEY(メドレー)」が開発したアプリサービス
└NTTドコモと資本業務提携(2021年4月26日)
…既存の「dヘルスケア」などと併せメディカルサービスを強化
アイメッド
└株式会社アイメッドが開発したアプリサービス
└診療科目を問わず、約16万件の医療機関が登録(日本最大級)
└2021年5月4日現在、特定の携帯電話事業者との業務提携はまだ聞かない
AHCトータルサポートアプリ(App Store Google Play)
AGAヘアクリニック専用の独自オンライン診療アプリ
└2016年の開院以来、9万件程度の治療実績を有する

以上のように、既に「KDDI」と「NTTドコモ」はそれぞれオンライン診療専用アプリの提供事業者と資本業務提携を発表しています。

ソフトバンク」については、現在子会社の「ヘルスケアテクノロジーズ」がオンラインで健康相談のできるアプリ「HELPO(ヘルポ)」を運用しており、2021年6月には別途オンライン診療を手掛ける企業と手を組んで「オンライン診療サービス」を開始する予定とのことです(まだ詳しい提携事業者などは不明です)。

今後の発展が大いに期待される分野

現在「オンライン診療」の存在は広く認知されつつありますが、まだまだ登録医療機関や利用者は少ない状態です。参加している医療機関は全体の2割にも満たないとの報道もあり、低空飛行のような状況が続いています。

これはおそらくオンライン診療のあり方がこれまで「時限的な特別措置」に過ぎなかったからですが、追記させていただいた通り、状況は変わりつつあります。

政府方針で「オンライン診療(初診も容認)」を恒久化していくとの報道が出てきましたので(2021年6月8日)、今後は「男女の薄毛治療」に関しても「オンライン診療」を組み込むクリニックが増えていくことでしょう。

過日、ジュピターテレコム(J:COM)が「テレビを活用したオンライン診療」をスタートするとの報道も観測されていますので、今後は医療サービスのあり方も大きく変化していきそうです。どちらかと言えば、当サイトが取り扱う「ふさ活」は、あまり知られたくないコンプレックスにまつわる秘密の対策なので、「オンライン診療」が広く普及し、各患者さまが快適に治療を実現できる世の中になっていけば良いなと考えています。

まとめ

日本全国制覇 薄毛予防 日本中の毛根の保護

当コラムでは、「オンライン診療」の概要と実情、そして今後の課題や展望などを簡潔にまとめさせていただきました。携帯電話各事業者の業務提携報道がメディアを中心に目立ち始めましたので、今後は政府の方でも意識的に議論を詰めていくことになるのではないでしょうか。

当サイト「ふさ活」としましても、オンライン診療による薄毛治療を幾分前のめりに推奨していますので、薄毛症状への貢献を含めて大いに期待したいところです。既に「オンライン診療」を実施している薄毛関連治療機関(クリニック)の情報については、以下のリンク先でご確認いただけます。ご興味がございましたらぜひご参照ください。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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